四面楚歌からのターンバック
ここでは再起不可能に思われた破綻を経験しながら不死鳥のように、よみがえり、人として立派に生きておられる方々を取り上げて、その軌跡をたどります。
紀元前3世紀頃の中国。秦の国王は、初の中国統一国家を築き、自らを皇帝と称したのが秦の始皇帝でした。万里の長城を築造し、度量衡の統一等の功績等があった反面、「焚書坑儒」で悪名高く、また、厳しい法治主義のもとで、庶民は圧政に苦しめられました。

「始皇帝の没後は、たがが外れたごとく国内各地で政府転覆を図る種々の勢力が勃興し始めました。群雄割拠する中で頭角をあらわしたのが楚の項羽と漢の劉邦でした。覇権をめぐって戦いが繰り返されました。当初は優勢に戦っていた項羽でしたが、次第に形勢が逆転してきました。自軍を取り巻く劉邦の漢軍のあちらからもこちらからも、四方八方から楚の歌が聞こえてくる。劉邦側の策略とも知らず、項羽は楚の民衆が漢へ下ったものと思い、もはやこれまでと覚悟を決めた。」 

と、これは四面楚歌の諺の元になった言い伝え、項羽と劉邦の最後の戦いの場面となったシーンですが、つまり四面楚歌は八方ふさがりで、もはや取るべき策が尽きた状態を言います。人間の人生の中で一生に1回や2回はおそらくはこういう局面に出くわす事があるのでは無いでしょうか?

商売をやってらしゃる方は取引先からの突然の取引停止や手形の不渡りで連鎖倒産に追い込まれたり、数年前は順風万帆に思われた経営も、新たな時代の波が押し寄せ仕事の量が激減し経営が破綻したり、又お勤めの人で有れば人員削減のあおりで職場の労働環境が悪化し、人間関係もだんだん歪になり、四面楚歌だと感じていらっしゃる方々も多いのではないでしょうか?また年収が下がり生活苦で借金を重ね、もう返済できないくらいまで膨らんで首をくくる一歩手前だという方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?  

あえて言わせて頂きます。精神面、経済面、生活面で四面楚歌に陥っていしゃる方々に言わせて頂きます。まず背中の重りを一旦下ろし、一度何も失うものが無いというところまで下りて行きましょう。サラ金や住宅ローンで何年も苦労している方はもう良いでしょう。一度重い荷物を降ろして山にでも上って見ましょう。

何が見えますか?づいぶん人間達がちっぽけに見えませんか?そうですこの地球と言う大自然に生かされていると感じませんか?貴方にとっての悩みも、生かされているからこそある悩みだと思いませんか?貴方が産まれ出てきたことは偶然などではありません。この世に人間として産まれてくるという事はみんな使命を持って産まれて来ているのです。凶悪な殺人犯でさえ、世の中にアンチテーゼを提起する為に使わされた使者なのかもしれません。

何が言いたいかもうお分かりでしょう? 「年間3万に上る自殺者!使命を果たさず、この世にさよならする人たち」にそんなに簡単に死ぬなと言いたいのです。5体満足でこの世に産まれてきて、生を受け使命が見つけられずに死に急ぐ人たちに、今いる場所を離れてもう一度考える時間を持ってほしいのです。 続きます。


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